高雲寺 (京都市) (Koun-ji Temple (Kyoto City))

高雲寺(こううんじ)は、京都市北区 (京都市)雲ヶ畑中畑町にある臨済宗永源寺派の末寺。
山号は「九龍山」。

歴史

文徳天皇第一皇子・惟喬親王は皇位争いに敗れ、平安京を去り、郊外の山中に隠棲・転々とした。
その晩年の隠棲地の一つ「高雲御所」(或いは「小野宮御所」)を、親王がこの地を去って6年後に薨じた後に供養のために寺院にした。
或いは貞観 (日本)11年(869年)に親王が落飾した際に寺院にした物とも伝えられる。

当初は真言宗寺院であったが、文政年間に近江国永源寺の末寺となり、臨済宗に転じた。

文化財

大般若経600巻(惟喬親王真筆と寺伝では伝わる)
雲ヶ畑松上げ(松明上げ)(京都市登録無形文化財、同郷出谷町の福蔵院と合同で行われる)

所在地

京都府京都市北区雲ケ畑中畑町190

交通アクセス

京都バス高野営業所雲ヶ畑線 「高雲寺前」下車すぐ

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